つづき
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散る桜
残る桜も
散る桜
『良寛』
80歳で亡くなりました
なくなった原因は
食中毒だと言われています
ブッダはチェンダという者から
施しを受けて供物を食して
極度の下痢と脱水症状に苦しんだ
衰弱していくブッダを見て
チェンダは責任を感じ
泣き続けます
しかし、そんなチュンダに
ブッダはこう言い聞かせた。
「チュンダよ。嘆く必要はない。
お前は最後の供物を私に与えてくれた。
大いなる功徳がお前にはある」
また、死の淵をさまようブッダの傍で
不安にうろたえる弟子のアーナンダには
こう言い聞かせた。
「嘆くでない。悲しむでない。
生じたものが滅しないということは
ありえないのだ。
生まれた者は必ず死ぬのである」
人は生まれた時点で
必ず死ぬことが決まっている
生まれたから、死ぬのである
チュンダの食事を食べなくても、ブッダはいずれ死を迎えていた
その真理を悟っていたブッダは
チュンダが罪の意識に囚われて
生きていくことを
防ごうとした
それどころか
貧しい身でありながら
精一杯の食事を施してくれた
チュンダに対し
あなたは大きな功徳を積んだと言って
感謝の気持ちさえ伝えている
散る桜
残る桜も
散る桜
『良寛』